ごきげんよう!ゆみりんです。
令和3年4月に102歳で亡くなった父は、生前、生姜の佃煮を好んで食べていました。
生姜には、身体に良い効能がたくさんあると父は思っていて、食欲増進、消化を助け、風邪予防や咳を鎮めるなど、私に何度も教えてくれました。
生姜の佃煮は私が作っていましたが、父の好みの味にするのに、結構時間が掛かりました。
何度か作って父好みの味に作れるようになると、1年中食べたいとリクエストがあり、我が家の大切な常備菜となりました!
100歳を超えて、嚥下が出来なくなってきてしまってからは、生姜の佃煮は、いつの間にか作ることはありませんでした。
毎年今くらいの時期になると、生姜の佃煮を作っていたことを思い出し、今年は久し振りに作ってみることにしました!
簡単なようで、我が家なりのこだわりが!
生姜の佃煮は、もう20年以上前から、しかも1年に何回も作ることもあったので、数えきれないくらい作っています。
私は、生姜の辛みが強過ぎるとむしろ身体には良く無いのではと思い、初めの頃は1度茹でこぼして作ったりしましたが、それでは父には物足りなかったようです。
そして徐々に我が家の味が決まってきました!
材料は、生姜400g、調味料は、しょうゆ、砂糖、酒、これだけです。
*こだわり その① 生姜の切り方
生姜の切り方は、薄くスライスするのが我が家流です。
千切りもみじん切りも作ったことがありますが、極薄と言ってもいいくらいの薄さで作った佃煮が1番美味しいと思います!
生姜は、皮を剥かずに、汚れのひどいところをスプーンなどでこそげてから良く洗います。
この後生姜を計って400g用意して、できるだけ薄くスライスします。

我が家ではスライサーを使っています。
*こだわり その② 水は使わず、お酒で煮ます。
鍋にカットした生姜を入れ、酒200cc、砂糖大さじ5、しょうゆ大さじ8(120cc)を入れて火にかけます。お水は入れずにお酒だけで煮ます。
砂糖は、出来ればさとうきび糖か甜菜糖で!

酒をたくさん使うので、みりんは入れません。
中火で沸騰するまで煮たら、弱火にします。

時々混ぜながら、汁が少なくなるまで50分から60分くらいかけて煮詰めて出来上がりです。

冷蔵庫で、2週間くらいは持ちますが、我が家ではたくさん作って冷凍にします。

父はもう少し濃いめの味が好みでしたが、これでも十分濃い味です。
この辛さが美味しさだとは思いますが、辛いのが苦手な人は、生姜をスライスした後、1度茹でこぼしてから作ってください♪
生姜の佃煮は、父の長生きの秘訣のひとつかも!
我が家では生姜の佃煮は、常備菜としてお漬物などと一緒に食卓に並びます。
煮てる間は、家の中に生姜のスースーした香りが数日間も漂っています。
これからの季節、風邪予防にもなりますし、ちょっと食欲がない時も助かります!
おすすめの食べ方は、細かく刻んでご飯に混ぜるだけの混ぜご飯です。
ちょっと多めかな〜と思うくらいの量でも大丈夫です!
この混ぜご飯で、お稲荷さんにしてもとても美味しいですよ(^_-)
生姜の佃煮は、卵掛けご飯やカレーの薬味にも最適なんですよ!
父は、102歳で亡くなりましたが、年老いてからの父の規則正しい生活は、本当に時計のようでした。
100歳くらいまではとても元気で、掃除機を掛けたり、食器拭きや洗濯物の取り込みなど、家事を良く手伝ってくれました。
毎朝キチンと身支度を整え、毎日3度の食事をキチンと食べ、3回の歯磨きも怠らず、短めの入浴と早い就寝!
90歳を過ぎても自分の歯が20本以上あり、歯医者さんにも驚かれていました(^。^)
あまり外出はしませんでしたが、家の中で良く踵落としや簡単なストレッチをしていました。
父は、夏の数ヶ月間はゴーヤの佃煮、そしてほぼ1年中生姜の佃煮を食べていました。
ほぼ大きな病気もせず、風邪もほとんどひくこともありませんでした。
もしかしたら、生姜の佃煮は、父の長生きの秘訣のひとつだったのかもしれません!
元気だった頃の父を思い出すと、毎日の基本的な生活の大切さを教えてくれてたように思います。
アラ古希になりましたが、まだ遅くはないと思うので、父の暮らし方をお手本にしたいと、生姜の佃煮をいただきながら思いました。
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