ごきげんよう!ゆみりんです。
5月に秩父を訪れてから約5ヶ月が経ちました。
妹と次に訪れる日は、金木犀の頃ときめていました。
それは、札所2番真福寺から2番納経所である光明寺に行く途中の山道に、埼玉県指定天然記念物の金木犀があると知り、是非その金木犀に会いたいと思ったからです。
でも、後にとんでもないことが分かりました…(^^;;
それ以外にも、スタートから、今まではありえなかったことが色々起こりました……
バスが遅延!どぉする…⁈(~_~;)
乗ったバスが遅延してしまい、所沢9時53分発の西武特急ちちぶ9号に乗り損なってしまいました!
止むを得ず、所沢から西武池袋線で西武秩父を目指す事にしました。
飯能発、西武秩父行きの電車!

西武秩父への到着は予定より40分ほど遅れますが、空いていたのでボックス席を占有出来て、とてもゆったりと過ごすことができました♪

特急の中で食べる予定だったおにぎりを、ゆっくり食べることもできました。

しかもこの電車はトイレ付き!
むしろ特急よりも広々としていて、敢えてこちらの電車を選択するのも有りかな〜と思いました!
タクシーで金木犀のある山道の途中まで向かいました。
前回のお遍路旅で、私のダメージが大きかったので、今回は迷わずタクシーを使う事にしました。
西武秩父駅前でタクシーに乗り込み、直ぐに札所2番真福寺の近くの、天然記念物の金木犀を見に行きたいので、山道をタクシーが行ける所まで行ってほしいと伝えました。
すると運転手さんは、別に変な事も言わずに連れて行ってくれました。
懐かしい山道の途中でタクシーを降り、そこから山道を上がって行くことにしました。

しかし、行けども行けども、金木犀には会えず、あの甘い香りなど全く漂って来ません。
30分くらい上がりましたが、体力もキツくなって来たので、妹と相談して今回は諦めることにしました…(-_-;)
下っている途中に民家があり、偶然そこの住人のおばさんに会えたので、金木犀のことを聞いてみました。
すると、天然記念物の金木犀は、もう10年以上も前に枯れてしまい、今はもう残骸すら残っていないとのこと…(≧∀≦)
そんなバカな…言葉が出て来ませんでした…
何度も何度もネットなどで調べましたが、天然記念物の金木犀が枯れたという情報は、どこにもありませんでした!
タクシーの運転手さんは、途中色々な話しをしたり、好感が持てる方でしたが、金木犀が枯れてしまったことは教えてくれませんでした。
もしかしたら、知らなかったのでしょうか…?
タクシー代は、2320円…
とにかく、このまま降りて、札所3番浄泉寺を目指すことにしました。

ようやく札所3番常泉寺へ!
西武秩父に着いたのは11時半頃です。
タクシーに乗って降りたのがちょうど12時頃で、山道を上がって降りてから歩き続けて、札所3番常泉寺に着いたのはなんと13時を過ぎていました…
低い山並みを背景に、田園の中の一本道の先に本堂、左側に観音堂が見えます。

左右に細長く大きな瓦葺きの屋根の本堂は、幕末の建造物だそうです。
参拝者を仁王像が迎えてくれます。
常泉寺の寺名は本堂前にある井戸(長命水)に由来しており、万病に効くという伝説があります。

どこの札所でも待ってくれている小坊主さんに会えた途端、何だか急にホッとしました♪

本堂の濡れ縁に置かれている、子供を授かりたいという女性が持ち上げると、子宝に恵まれると伝えられる子持石です!

現在も誰でも自由に触れることができ、多くの女性が訪れているそうです。
子持石とともに、子育てにご利益のある子安観音です。

この本堂の左側の奥の石段を登ったところに観音堂があります。

途中の右側には、夏にハスの花が咲く池があり、その横に六地蔵や、長命水の井戸があります。

ハスの池と六地蔵の向い側に広い休憩所があり、奥にはトイレも隣接しているので、お遍路さん達にはありがたいですね!

こちらのトイレは、男性用と女性用が分かれていないので、ちょっとご注意を!
境内を進み、石段を登ったところにある観音堂。
本尊である聖観世音立像が安置されています。

観音堂は、三間四面の宝形屋根の建物で、四方に廻り縁が付いていて、正面には一間の大唐破風の向拝があります。

この観音堂は彫刻が見事で、特に向拝と本陣を結ぶ「海老虹梁(えびかこうりょう)」の龍の「透かし彫り」がすばらしい!!!

熊谷宿玉井の名工「飯田和泉(いいだいずみ)」の作です。
常泉寺は、全てが穏やかで、今日の旅の始まりからの色々なアクシデントを忘れさせてくれるようなやすらぎを与えてくれました!

小さな池でしたが、ハスの花が咲く頃にまた訪れてみたいと思いました♪
あまり時間の余裕はありませんが、札所4番金昌寺を目指して、さあ、歩きましょう〜!
【秩父札所巡り・その4】札所4番金昌寺へ!に続きます♪
コメント